加齢による感受性の変化

ここ数年、ブルータスの特集記事がつまらなく感じる。
浅い、という気がしてしまう。
昨年秋ぐらいだったか、コーヒー特集なんかは首都圏の店を紹介しているだけで生産地や流通の部分の掘り下げがほとんどないように思えたし、首都圏から関西に引っ越したこともあってかほとんどの記事がどうでもよく思えたりして、表紙周りのデザインと印刷加工しか見るべきところがないように感じてしまった。
映画特集の号なんかも、ページをパラパラめくりながら、オヤッと手を止めるような見出しすらない。

しかしこういうのは必ずしも昔に比べて雑誌編集者のレベルが下がったとかそういうことではなくて、こっちが年を取って感性が鈍磨し価値観が固着している所為もあるのではないかと思っている。

あとは、メンタル面の変化とか。例えば「侍タイムスリッパー」を見に行って、自分でも驚くほど泣き笑いしてしまったりすると、一方でなんだか涙もろくなっているような気もしている。

それは音楽などに対してもそうで、コレクターズの「未来のカタチ」なんて何度聴いてもちょっとグッとこみ上げて来てしまうものがあってやばい。


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