このところ見た映画のメモ
このところどころではないが、劇場で観た作品のメモを記しておく。
オクス駅お化け(2023.10.6)
韓国ホラー。大日本帝国時代の出来事が絡んでくる。最後は韓国ドラマにあるようなやられてやり返す展開でちょっと小気味よい。
TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2023.12.30)
大体においてオカルトホラー系映画では「やってはだめ」なことをわざわざやって救いようのない状態に陥る馬鹿が出てくるのだがこの作品は特にひどかった。全く怖くないどころか終始あほちゃうかで終わってしまった駄作。
マイ・スイート・ハニー(2024.5.3)
ユ・へジン主演ということで。ほのぼのした中年のラブストーリーで悪くはないのだが、もうちょっとエピソードを盛り込んで連続ドラマにした方が面白かったのではないかという家内の指摘が当たっていると思う。
侍タイムスリッパ―(2024.10.6)
祝日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀編集賞受賞。秋山大治郎に最優秀主演男優賞をとってほしかった。
最後の乗客(2024.10.26)
侍タイムスリッパ―で助演を務めた冨宅ノリマサ主演のインディーズ作品。1時間ほどと短い中に人の情愛が凝縮されていて、短いからこその良さがあった。
破墓/パミョ(2024.10.26)
これも大日本帝国時代の出来事が関わってくる韓国ホラー。メインキャスト4人、良い役者が揃っている。ドラマ「シスターズ」のヒロインだったキム・ゴウンが演じたムーダンは凛として、その助手を務める弟が若いけれど何をやっても達者なイ・ドヒョンで、ユ・へジンはちょっと頼りなさそうでそうでもないらしい役で、チェ・ミンシクはオカルトホラーにリアリティを持たせる渋くて厚みのある芝居。
朝鮮半島の死者に対する観念など、基本的なところでなんとなくわかるようでちょっとわかりづらいところがあったのはもどかしかったが。
ドリーム・シナリオ(2024.12.1)
面白かったが小品、佳作という感じで、話自体は短編向きだったのではないか。主演がニコラスでなければ劇場で観るほどのものではなかったかもしれない。
ヘヴィ・トリップII/俺たち北欧メタル危機一発!(2024.12.29)
一作目を配信で観て面白かったので。
それにしてもなぜ北欧の人はあんなにヘビメタを愛するのだろう。
ヌルボムガーデン(2025.1.25)
なかなか良い感じの怖さが漂って良かったのだが、最後の最後で見せられたヒロインの姿が一体どういうことだったのか、疑問が残って他の印象が飛んでしまった。こういうことなのか、と思い浮かぶ答えの候補はあるにはあるが、時間の流れがどうもしっくりこない。
邪悪なるもの(2025.2.2)
国内配給元の作品紹介文が微妙にニュアンスが違うというかずれているというかで、思っていたのと違うな、という印象。映画を観ずに書いたのか、誤訳を下敷きにしたのか、元からうまく説明されていなかっただけなのか?
内容はといえば、これもやはり人の言うことを聞かずに「やってはだめ」なことをやってしまうのは何なんだろう、という感想に尽きる。馬鹿なのか?
ロングレッグス(2025.3.16)
ニコラスが出演、制作も手掛けた作品。サイコスリラーなのかオカルトなのか―途中まではひょっとするとSFという可能性もゼロではない感触だが―はっきりしないまま話が進み、どうやらオカルトなのだが、超自然的な出来事はあってもそれを具現化する超自然的な存在そのものは姿を現さないので、ずっと嫌な緊張感が続く。いやなものの残り方としてはなかなかよくできたオカルト作品と言えるのかもしれない。しかし、ニコラス成分は特殊メイクのために少なめなのでその点はもの足りなかった。
シンパシー・フォー・ザ・デビル(2025.3.19)
ニコラス成分を補うために、あまり足を運ぶことのないシネコンに出向いた。変なヘアスタイルやら流行に数周遅れたダサい服装含め、ニコラスのいかれっぷりが良い。これどうなるの、どうにもならないんじゃないの?という嫌な絶望感がじんわり続くのも良い。しかしそのままでは終わらなくて、配信で観た「ピッグ」もそうだが、どうも昨今のニコラスは、なんだか物悲しい役をやるなあ、と。
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