蓮舫落選は霊障か
選挙権もないよその都道府県のことだから笑ってみていられたが、先ごろの東京都知事選は非常に興味深いものだった。
小池候補
個人的には希望の党結党時に、思想、政策の相反する議員をきっぱり「排除」すると言った、あの姿勢は評価している。政党として当たり前のことだと思うのだ。
プロジェクションマッピングだけは、コンテンツがあまりにもつまらないという点でいただけない(もっと安くてもっと面白ければそれなりに意義はあるような気がする)が、神宮の杜は私有地を地権者がどうするかという話で突き詰めれば都知事には権限もないし、子育て世代への支援、コロナ禍での飲食業界への支援など、行政サービスの面では恩恵を受けて支持している人も多いようだ。それに、学歴詐称の件も今一つ、だれが見てもわかる物的証拠なりなんなりが無いからうやむやになるのも仕方ない。当選するだろう。予想通りだった。
石丸伸二候補
安芸高田市で、Youtubeを使って旧態依然とした悪の象徴である市会議員と対決する若い新市長という単純化された構図で決め台詞を連発しているのは面白く眺めていた。
しかし、例えば居眠りを指摘され指弾された市会議員が実はその時脳梗塞を起こしていた、すなわち居眠りではなかったり、と聞くと、見方は変わってくる。
それで改めて過去の映像を掘り返してみれば、行政の長としてきちんと成果を提示しているというより、対立する議員や新聞記者を一方的にやり込めたり、子どもに企画をさせておいて上から目線でやり込めたり、どれもこれもファクトではなくシチュエーションで自身の優位性をアピールする動画ばかり(というより、そういう映像の端的な場面を切り取って拡散するプロジェクトチームでもいるのだろうか?)。
これはかなりやばい奴だという印象しかなくなってきたし、落選後のメディアでの対応を見ればなおのことやばさしか伝わってこない。多くの人が、そんな彼が得票数2位になったことの恐ろしさを訴えているものの、彼の支持者と思われる人々がそうした発言をする人を旧悪扱いしているのもそら恐ろしい。
蓮舫候補
大阪市内で、時々左系と思われる集団のデモ行進を見かける。リズム感のない下手な歌声で「生活まもれ」みたいなメッセージをわめきながらのろのろと行進している。
太鼓をたたいたり、サックスだろうか、管楽器を実際に吹いていたりもするのだが、いかんせん音楽として全く良い感じに響いてこないから雑音騒音でしかない。下手な歌声と乱れた楽器のアンサンブルには、危険な人達が何か叫んでいるようにしか聞こえないエキセントリックな空気が漂っている。大阪にも現れるようになった「バニラバニラで高収入」の曲のキャッチーさ(幼い子供があの歌を覚えて口ずさみ、それを聞いたお母さんが慌てる、そんな問題が起きているそうだ)でも見習えよと言いたい。
いや、音楽的に出来が良くなると、それはそれで無駄に出来の良い曲ぞろいのオウム真理教みたいになりそうで余計に怖いか。
それはさておき、ペンライトを振ったり踊ったりしている蓮舫候補とその支持者を捉えた映像からは、大阪のデモ行進の人々と同じ不気味さが感じられて怖かった。政策がどうとか国政を選挙戦に持ち込むだとか、そんな話以前に、彼らのノリは気持ち悪い。気持ち悪いものには票は入らない。それだけのような気がする。
https://x.com/nishimuta62/status/1810994957857312936
この、ライター西牟田靖さんのXへの投稿、なるほどなと思えた。
この人たちは変わっていないのだろう。
私が石丸伸二氏と同じ大学に通っていた1980年代、観光バスのような乗り物が大学の正門から進入してきて、マスクやタオルで顔を隠した左翼活動家がばらばらと降りてくるのを見たことがある。当時すでにいわゆる「学生運動」に加わる現役学生は(いるにはいたが)減っていたようで、活動家たちは学外からバスをチャーターしてやってきて、いかにも学生がやっている態でデモを行っていたそうだ。そのころから私は左系の人々を過去の亡霊としか思えなくなっているのだが、あれから40年経ってもこの亡霊はいっこうに成仏せず、今回は蓮舫に憑りついた…。いや、蓮舫自ら霊に憑りつかれに行ったのか…
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