立川志らくは女房の方を何とかすべきだと思う。

コロナウイルス禍で日々鬱になりそうなニュースが飛び交う中、なんとなく気になっているのが立川志らくの妻が弟子と不倫して云々という話題。
その師匠である立川談志の落語は昔TVで見聞きして全く受け付けず、一門のお弟子さん達の高座も、生で聞いていないからエラそうなことは言えないが、自分にとっては生で聞いてみたいとは思えない芸風で、志らくの噺も一度TVでやっているのをまじめに聴こうとしたことはあるのだが、なんだかガチャガチャしてやかましく、途中で断念したことがあってそれっきりだ。
ガチャガチャうるさいな、というのは、談志にも感じていたので、そういう流派なのだと思うしかない。もっとも、それが彼らの芸の価値を決めるわけではなく、ただ単に私には合わないというそれだけのことだ。

そんな、興味がない、か、どちらかといえば嫌い、な芸人である志らくが、情報番組のMCをやっていたり、時事問題にコメントを発していたりするのは、あんなのが講釈たれてるのをありがたがる人もいるんだなあとしか思えない(と言っている私も、ひとから見れば何様のつもりだ、ということになる)とはいえ、好き嫌いもあろうし、一つの道でそれなりの地位を築いているわけだからまあ、いいんだけど、流石に文春のすっぱ抜きを見ると、こいつアカンやつや、としか思えない。
志らくの妻が弟子と不倫し、志らくは妻を全面的に庇っている。しかし、この奥さんは4年前にも別の弟子と不倫していて、その弟子は破門されている。しかも、どうやら奥さんの方が弟子に言い寄っていたのだと。そのうえ破門にされた弟子は、その後も奥さんから手紙で言い寄られ続けたりして、しまいに精神を病んで消息不明になったらしい。こうなると、懲りずに繰り返し弟子に言い寄るニンフォマニアじみた女房の方をまず何とかしろよとしか思えない。

こうした世界の師弟関係というのは疑似の親子関係(ゆえに弟子同士も兄弟になるわけ)で、おかみさんと弟子も義理の母子関係のようなものだから、弟子との不倫は近親相姦のようなもの。それを、女房は庇い、子は捨てる。芸が伸びずに去っていく、芸が良くても酒やバクチで身を持ち崩す、そういうのは仕方がない。しかし、師匠の女房に言い寄られて断り切れず流されて落語家としての生命を絶たれるとはあまりに残酷ではないか。
志らくは「三井の大黒」の政五郎を少しは見習ったらどうだろう。

立川流では、伝統的な師弟関係とは異なり、師匠が弟子から上納金を取ったりするというから、伝統的な師弟関係とは違うのかもしれない。しかし、その割に自分の道楽の演劇に弟子が興味を持たないからと全員破門にしようとしたりしたこともあるのを見ると、伝統的な師弟関係を弟子に対しては要求しているようにも見える。この人、ダブルスタンダードの糞野郎なのかなと、なんだか不快になってくる。高座は見に行かなければ済むので、これを機会に落語に専念してあんまり表に出てこなくなってくれるといいなと、ちょっと思った。

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