おらといっしょにぱらいそさいくだ。

ニュースサイトの記事を読んでいたら横のバナー広告か何かの中に、「アダン」という文字を見つけた。
すると、瞬時に「じゅすへる」という言葉が連想され、続けて「ぐろうりやのぜずさま」とか「さんじゅわんさま」とか、関連する言葉が湧いて出た。

これらは、諸星大二郎の傑作連作コミック「妖怪ハンター」の中の「生命の木」というエピソードに登場する人物の名前やセリフである。

とはいえ、視界に入った「アダン」はカタカナで、「生命の木」での「あだん」はひらがな表記であるから、これは別のあだんをさしているのだろうが、次に思いつくのは「ジゼル」などのバレエ音楽で知られる作曲家のアダンである。

ページを遷移した後だったので、もう一度、そのページの「アダン」に出会うことはなかったから、いったい何だったのやらわからない。
妖怪ハンターでも作曲家でもなさそうで、そういえば田中一村の絵に描かれているような南方の植物に「アダン」というのがあったなあ、と気が付くも、それであるかもわからないしもはやどうでもよい。



ただ、いまだに光速で「妖怪ハンター」を思い出すあたりに、まったく10代後半のあたりから成長していなさそうな自分に不安を抱きつつ、そういえば昔実家にあった「妖怪ハンター」のコミックスを亡母が勝手に捨てたなと思い出し、怒りが込み上げてきた。

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