RAMONESの「Out of Time」をどうしてもCDで欲しくなって「The Chrysalis Years」をnagiry-jpに注文してみた。

ラモーンズが古い曲(もはやラモーンズ自体が相当古いことは置いといて)をカヴァーした「Acid Eaters」というアルバムがある。ずいぶん昔にレンタルCD店でたまたま見つけ、コピーして聴いていたが、そのCD-Rがどこかに行ってしまって久しく、収録されているお気に入りの曲はYoutubeで聴くことはできるものの、通勤中にスマートフォンをポケットに入れていたりすると、何かの拍子でタッチパネルが反応して曲が止まったり送られたりして不便なことこの上ない。YoutubeはこのところやたらとYoutube Musicとかいうものをアピールしてくるのだが、それを使えば解消されるのかもしれないけれど、そんなものをわざわざ入れるよりCDを買いなおせばいいじゃないかと思い立った(データのダウンロード販売には何故か食指が動かない)のだが、しかし今となっては「Acid Eaters」単品だと意外と入手が困難で、さて困ったなと思っていたら、バンド晩年のアルバムをまとめたセットが見つかり、Amazonマーケットプレイスで、久しぶりに海外の業者に注文を入れた。

発注先は、以前にも一度使ったことのある、nagiry-jp。11月28日の注文で、その時点での配達予定は12月7日~17日の間とのこと。
マケプレ海外業者の例に漏れずポスト投函での納品で、届いたのは12月10日。今回も梱包、荷物には何の問題もなかった。



このCDセットは5作品のアルバムをCD3枚に詰め込んだものだ。1枚ずつアルバムごとではなく、また、ジャケットを再現したスリーブに入っていたりもしない。雑なつくりである。「Brain Drain」と「Acid Eaters」を1枚目に、「Mondo Bizarro」と「Adios Amigos」を2枚目に、そして3枚目は「Loco Live」という組み合わせだ。
目当ての「Acid Eaters」では、The WHOの「恋のピンチヒッター」こと「Substitute」とストーンズの「Out of Time」が出色の出来で、「Out of Time」なんか自分にとってはストーンズの最高傑作ではないかと思う(ストリングスではなくマリンバの方)のだけれども、そのオリジナルよりもこのラモーンズのカヴァーの方が素晴らしいと感じてしまうぐらいに最高である。ストーンズにしてはメロウでキャッチーなメロディーラインに、ジョーイ・ラモーンのセンチメンタルでありつつもどこかやばそうなエキセントリックな歌声があまりにもマッチしている。
そのほかのアルバム、バンド晩年の作品については有名どころの曲以外体系的に聴いたことが無いが、ジョーイが(体調不良によるものと思われるが)いまいち乗り切れておらず、コアなファンからの評価は低いのがなんとなくわかるなあと言う出来だ。とはいえ、いくつかの佳作はあるし、例えば「Poison Heart」なんか、結構かっこいいんだけど…(2コーラス目の歌詞の間延び感とか確かによろしくないけれど…)。

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