上野広小路亭で快楽亭ブラック毒演会。

2月24日(土)、上野広小路亭。
以前に小屋の前を通りかかって毒演会があると知り、聞きに行こうと思っていながらうっかり逃したことがあったので、今回はぜひ聞こうと意気込み、所要の出先からの移動時間と経路を調べたうえで開場前に着いた。
今回はネタおろしとのことで急遽木戸銭が1,000円に。幕が開いて冒頭のよもやま話の中で、ふざけたネタばかりで申し訳ないから木戸銭を下げましたとの談。その値下げのためかどうかは定かでないが満席だった。中高年が大半で、女性の姿も。

最初に前述のとおり、ネタではなくちょっとしたおしゃべり、それから弟子の快楽亭ブラ坊さんの「のめる」、これは師匠譲りのくすぐりを交えながらも古典の範疇をまじめに。
そしてブラック師が2席。まず「野ざらし」は、サイサイ節からしりとり歌合戦になり小林旭の「ダイナマイトが150屯」や「嵐を呼ぶ男」を歌ってこれはずいぶんと日活づいているけれど、若い人にわかるのかしらと思っていたら、どんな骨が釣れるか妄想炸裂の挙句に日活ロマンポルノに話がおよぶ。爆笑しながら、まあ、なんだかこれはこれで一本筋が通っているなと妙に感心。そして続く「権助魚」はそこそこまっとうに。
中入り後にネタおろしという「(真)子ほめ」。危険極まりないネタで、これはこれで面白いけれどネット上で音源を聞くことのできる「(紀)子ほめ」に比べると、まだ大人しい気がする。そこはネタおろしだから、今後に期待ということか。最後は下ネタ満載の「寿限無」で大爆笑。どうにもこうにもあっけらかんとした下ネタのオンパレードで、人間の口から例の4文字が飛び出すのを、こんなに聞くことはめったにあるまいという2時間余り。

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