「とぎらす」、「こうしゃが足りない」。

倉敷市に生まれ、岡山市で育っているので、岡山出身(岡山県南部出身)と言えるだろう。
暮らしている期間は、いまや関西の方が長くなっていて、すっかり使わなくなった岡山弁(南部の、だと思われる)だが、そのうち、特に気になるものをメモしておく。

とぎらす:尖らせる。「鉛筆の芯をとぎらす」
とぐ:尖らせる
とんぎっとる:尖っている。「鉛筆がよう(よく)とんぎっとる」

私の母親がよく使った言葉だが、一般的な岡山弁なのだろうか?
この場合の「とぐ」は、刃物などの「研ぐ」に通じているのだろうか。

こうしゃ:知恵、工夫など?。「こうしゃが足りない」

子供のころ、よく「こうしゃが足りない」と怒られたものだが、この「こうしゃ」がよくわからない。家庭の外ではあまり聞いた覚えがないのである。岡山弁かどうかも怪しい。
古語に「こうしゃなり(巧者なり)」という形容詞があり、技能が巧みな、とか、経験豊富な、と言う意味があるそうだ。なんとなく意味は通じるものがあるが、それから来ているのか?

コメント

人気の投稿