JBLのE25BTを使ってみつつ、茶楽音人のスピンフィットイヤーピースを試す。

JBLのBluetoothイヤホン、E25 BTを使ってみて約一週間。だんだんエイジングの効果が現れて来たのか、出かける道すがらレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベストを聴き始めたら、おやと思うほどアンソニーのヴォーカルが生々しく、ギターの音もいい感じになっていた。
これまで傾向として、アコースティックギターは艶が乗って良く響くがエレキギターはリバーブを深くした感じというかやや曇ってノリが悪くなる感じだったのが、どうやら抜け感が良くなったとでもいうのか、解消されてきたようだ。ま、このあたりオーディオのオカルト的な部分なので、こっちの耳が慣れてきただけなのかもしれないが。

出かけた先で、最近話題の茶楽音人のイヤーピース、「SpinFit(スピンフィット)」を買ってみた。4個入り(2ペア)で1050円と、シリコン製のものとしてはかなり高い。オーディオテクニカのファインフィットなら6個入りで500円しない。
ファインフィットの「Solid Bass」仕様、軸が赤色のものを使っているのだが、E25BTでは少し低域が強調され過ぎではないかと思い、違うものを試してみたくなったのだ。



軸も柔らかそうだがそれ以上に傘の部分が柔らかい。このためか、耳に入れる際、ファインフィットならここまで、というところまで押し込んでから、もう一段階、深く押し込める。
しかしそれをやると、中でひしゃげて耳道との間に隙間ができるのか、音が軽くなりすぎるので、最初に止まるところまでで使用してみる。

<バッハ:無伴奏チェロ組曲4番のGigue>
・ファインフィット(SOLID BASS)
ややくぐもってはいるが温かみのある安定した音。
・スピンフィット
高音が伸びるというか低音が締まって高音が姿を見せたのか、まずは曲間のホワイトノイズが大きくなる。全体にわずかだが中高音側にずれた感じになる。この曲ではどうか、だが、狙った通りの効果と言えるかもしれない。

<キャロル:夏の終り>
・ファインフィット(SOLID BASS)
ベースはこちらのほうが太いし出てくるが、輪郭はぼやける。
・スピンフィット
ベースは奥へ引っ込む感じ。

<ショスタコーヴィチ:交響曲第5番第4楽章>
・ファインフィット(SOLID BASS)
金管や太鼓の力感など、こちらに一日の長あり。
・スピンフィット
太鼓が弱弱しくなり、全体にオケがやや遠くなる感じ

<Underworld:Bird 1>
・ファインフィット(SOLID BASS)
バスドラがずんずん来て脳を刺激する感じ。中高年にはちょっとしんどいが。
・スピンフィット
これも全体にやや軽くなる。聴きやすいともいえる。

ネット上のレビューを見ても、絶賛する人もいればまったく合わなかったという人もおり、残念ながら自分は後者らしく、趣向には合わなさそうで。結局ファインフィットが一番というお話。

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