ワールドカップ終わった終わった。
終わったと言っても、個人的にはロッベンやスアレス、ミュラーの活躍が楽しみで仕方ない。まだまだ見続ける。
日本代表フォワードを、国際Aマッチでの欧州、南米に対する得点の多い順に並べてみた。得点の記録はWikipedia調べで、2014ワールドカップ本大会のゴールは含んでいない。昨年のコンフェデレーションズカップのイタリア戦のように、相手がへろへろでモチベーションも低かったケースもあるので、記録だけに頼るのも危険だが、何かの指標にはなるのではないかと思った。
何故、岡崎をもっと得点の可能性が高い、ゴールに近い位置で使わなかったのか。香川にしても同様だ。岡崎CF、香川トップ下にすることが、得点への近道ではなかったか。
トップ下を「自分の家」と呼ぶ、かつては優れていたが明らかに衰えた自己啓発マニアのために作られたフォーメーションが、全てを台無しにしたのではないか。
そして、最後の最後で選出された大久保は、残念ながらこの表の中に入っていない。アジア、中東相手にしか得点できていないのだ。J1での実績もチーム編成や素晴らしいパサーの存在に依る所もあるだろうし、選び方と使い方のミスマッチが起きていたのではないか。
ともあれ、4年間かけて作ったらしい「自分たちのサッカー」をほとんど経験していなかった大久保をスタメンで使う辺り、すでに破綻していたのだ。本田、遠藤の衰えや香川のプレーの狂いに、彼らを外すのではなく周りを入れ替えて対処しようとした付け焼刃の戦術が機能しなかったという、シンプルなことなのかもしれない。
日本代表フォワードを、国際Aマッチでの欧州、南米に対する得点の多い順に並べてみた。得点の記録はWikipedia調べで、2014ワールドカップ本大会のゴールは含んでいない。昨年のコンフェデレーションズカップのイタリア戦のように、相手がへろへろでモチベーションも低かったケースもあるので、記録だけに頼るのも危険だが、何かの指標にはなるのではないかと思った。
ゴール数 | 対欧州 | うち対英独仏西伊 | 対南米 | 対欧州・南米合計 | 主な得点相手 | ||
1 | 岡崎慎司 | 38 | 6 | 1 | 2 | 8 | フィンランド、ベルギー、デンマーク、ラトビア、イタリア、ベルギー、チリ、アルゼンチン、メキシコ |
2 | 高原直泰 | 23 | 5 | 1 | 1 | 6 | ポーランド、ラトビア、ボスニア、ドイツ、モンテネグロ、ペルー |
3 | 三浦知良 | 55 | 2 | 0 | 3 | 5 | ポーランド、ユーゴスラビア、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、メキシコ |
4 | 香川真司 | 19 | 3 | 2 | 2 | 5 | フィンランド、フランス、イタリア、パラグアイ、ウルグアイ |
5 | 柳沢敦 | 17 | 3 | 1 | 2 | 5 | イタリア、ルーマニア、スロバキア、ボリビア、パラグアイ、メキシコ |
6 | 久保竜彦 | 11 | 5 | 0 | 0 | 5 | ハンガリー、チェコ、アイスランド、フィンランド |
7 | 本田圭佑 | 23 | 2 | 1 | 2 | 4 | スコットランド、デンマーク、ラトビア、イタリア、オランダ、ベルギー、チリ、ウルグアイ |
8 | 玉田圭司 | 16 | 2 | 0 | 1 | 3 | ハンガリー、マルタ、ブラジル |
9 | 鈴木隆行 | 11 | 2 | 0 | 1 | 3 | ベルギー、スロバキア、アルゼンチン |
10 | 高木琢也 | 18 | 1 | 0 | 1 | 2 | ポーランド、ウルグアイ |
11 | 巻誠一郎 | 8 | 2 | 0 | 0 | 2 | ブルガリア、スイス |
12 | 大黒将志 | 5 | 1 | 0 | 1 | 2 | ギリシャ、ブラジル |
13 | 矢野貴章 | 2 | 2 | 0 | 0 | 2 | スイス、ベルギー |
14 | 前田遼一 | 10 | 1 | 0 | 0 | 1 | アイスランド |
15 | 福田正博 | 9 | 0 | 0 | 1 | 1 | ブラジル |
16 | 呂比須ワグナー | 5 | 0 | 0 | 1 | 1 | ペルー |
17 | 柿谷曜一朗 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | ベルギー |
18 | 大迫勇也 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | オランダ |
何故、岡崎をもっと得点の可能性が高い、ゴールに近い位置で使わなかったのか。香川にしても同様だ。岡崎CF、香川トップ下にすることが、得点への近道ではなかったか。
トップ下を「自分の家」と呼ぶ、かつては優れていたが明らかに衰えた自己啓発マニアのために作られたフォーメーションが、全てを台無しにしたのではないか。
そして、最後の最後で選出された大久保は、残念ながらこの表の中に入っていない。アジア、中東相手にしか得点できていないのだ。J1での実績もチーム編成や素晴らしいパサーの存在に依る所もあるだろうし、選び方と使い方のミスマッチが起きていたのではないか。
ともあれ、4年間かけて作ったらしい「自分たちのサッカー」をほとんど経験していなかった大久保をスタメンで使う辺り、すでに破綻していたのだ。本田、遠藤の衰えや香川のプレーの狂いに、彼らを外すのではなく周りを入れ替えて対処しようとした付け焼刃の戦術が機能しなかったという、シンプルなことなのかもしれない。
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