ワールドカップ終わった終わった。

終わったと言っても、個人的にはロッベンやスアレス、ミュラーの活躍が楽しみで仕方ない。まだまだ見続ける。

日本代表フォワードを、国際Aマッチでの欧州、南米に対する得点の多い順に並べてみた。得点の記録はWikipedia調べで、2014ワールドカップ本大会のゴールは含んでいない。昨年のコンフェデレーションズカップのイタリア戦のように、相手がへろへろでモチベーションも低かったケースもあるので、記録だけに頼るのも危険だが、何かの指標にはなるのではないかと思った。

ゴール数対欧州うち対英独仏西伊対南米対欧州・南米合計主な得点相手
1岡崎慎司386128フィンランド、ベルギー、デンマーク、ラトビア、イタリア、ベルギー、チリ、アルゼンチン、メキシコ
2高原直泰235116ポーランド、ラトビア、ボスニア、ドイツ、モンテネグロ、ペルー
3三浦知良552035ポーランド、ユーゴスラビア、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、メキシコ
4香川真司193225フィンランド、フランス、イタリア、パラグアイ、ウルグアイ
5柳沢敦173125イタリア、ルーマニア、スロバキア、ボリビア、パラグアイ、メキシコ
6久保竜彦115005ハンガリー、チェコ、アイスランド、フィンランド
7本田圭佑232124スコットランド、デンマーク、ラトビア、イタリア、オランダ、ベルギー、チリ、ウルグアイ
8玉田圭司162013ハンガリー、マルタ、ブラジル
9鈴木隆行112013ベルギー、スロバキア、アルゼンチン
10高木琢也181012ポーランド、ウルグアイ
11巻誠一郎82002ブルガリア、スイス
12大黒将志51012ギリシャ、ブラジル
13矢野貴章22002スイス、ベルギー
14前田遼一101001アイスランド
15福田正博90011ブラジル
16呂比須ワグナー50011ペルー
17柿谷曜一朗41001ベルギー
18大迫勇也31001オランダ

何故、岡崎をもっと得点の可能性が高い、ゴールに近い位置で使わなかったのか。香川にしても同様だ。岡崎CF、香川トップ下にすることが、得点への近道ではなかったか。
トップ下を「自分の家」と呼ぶ、かつては優れていたが明らかに衰えた自己啓発マニアのために作られたフォーメーションが、全てを台無しにしたのではないか。

そして、最後の最後で選出された大久保は、残念ながらこの表の中に入っていない。アジア、中東相手にしか得点できていないのだ。J1での実績もチーム編成や素晴らしいパサーの存在に依る所もあるだろうし、選び方と使い方のミスマッチが起きていたのではないか。

ともあれ、4年間かけて作ったらしい「自分たちのサッカー」をほとんど経験していなかった大久保をスタメンで使う辺り、すでに破綻していたのだ。本田、遠藤の衰えや香川のプレーの狂いに、彼らを外すのではなく周りを入れ替えて対処しようとした付け焼刃の戦術が機能しなかったという、シンプルなことなのかもしれない。

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