ワールドカップのメモ、続き。

渋谷で負けたのにハイタッチをしていたサポーターのことが話題になっている。メディアは半ば諦めているようだが、まだお気楽に見える。そもそもFIFAランキングで日本は同組中最下位であることをみんな分かっていたのだろうか、と、ふと思った。
今月初旬に発表されたランキングでは、コロンビアは8位、ギリシャは12位、コートジボワールは23位、日本は40位。もちろん戦術などによる相性はあるだろうが、チーム内すべて格上の厳しい戦いだ。そして、ウクライナやデンマークなど、日本より遥かに上位だがヨーロッパ予選が厳しいが故に出場できていない国がざらにあることも忘れてはならない。

A組 ブラジル:3 クロアチア:18 メキシコ:20 カメルーン:56
B組 スペイン:1 チリ:14 オランダ:15 オーストラリア:62
C組 コロンビア:8 ギリシャ:12 コートジボワール:23 日本:40
D組 ウルグアイ:7 イタリア:9 イングランド:10 コスタリカ:28
E組 スイス:6 フランス:17 エクアドル:26 ホンジュラス:33
F組 アルゼンチン:5 ボスニア・ヘルツェゴビナ:21 イラン:43 ナイジェリア:44
G組 ドイツ:2 ポルトガル:4 アメリカ:13 ガーナ:37
H組 ベルギー:11 ロシア:19 アルジェリア:22 韓国:57

A組はそれぞれの対戦で上位チームが順当に勝った。
B組はオランダが見事な戦略でスペインを下したが、チリと豪とは順当な結果。
C組はランキング通りの結果。
D組は3強1弱に見えたがコスタリカがジャイアントキリングを起こした。
E組はスイス苦戦もランキング通り。
どの組を見ても、上位チームに厳しいところ(それがすなわち「死の組」だ)はあっても、40位以下のチームが楽に勝てそうな組み合わせは無い。
頑張って欲しいとは思うが、分を弁えるということも大切ではないか。オランダのファンハール監督はこう言っている。

我々は4-3-3でスペインに勝利するだけのクオリティーはない。彼らのようなスタイルのチームを相手に結果を残すことが難しいことは監督として何度も経験していたからね。だから、5-3-2に変えたんだ

ロッベンとファンペルシーがいるチームで、しかもうまくいった試合後のコメントではあるが、あのオランダさえこうなのだから、弱者には弱者の戦い方があるのではないか、という気がしなくも無い。

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