マゼールとフィルハーモニア管のマーラー第4番。

ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団のマーラー・チクルス、第二弾のCDセットが届いた。第4番、5番、6番だ。当初5月10日発売となっていた気がするのだが、発送の案内が来ないので確かめると5月20日発売に変わっており、しかし5月16日には発送したとのメールが来て、翌日に届いた。
4番と5番は当然だが1枚ずつ、6番は2枚組でトータル89分9秒と印刷されている。



冒頭のベル、少し遅めだろうか。木管が入り、弦が入り、やはり、テンポは遅め。ゆったりとしてふくらみがある。1,2,3番と同様、ライブでありながら環境ノイズは無いが、しかし、少し遠くから音が出てくるような感もある。録音レベルの加減だろうか。
ベルなど鳴り物の音は煌びやかだが、管弦はやや線が細い。テンポはその後も概して遅めで、第三楽章など不穏なところはなかなかいい味になっているが、一方で弾けるところはおとなしめだ。
歌唱はサラ・フォックス。恐らく初めて聴くが、安定していてなかなか良い。非常に心地よく響き、いつの間にか安らかに終わっている。
マゼールならもう少しメリハリを効かせても良さそうなものだが、ゆったりと、たおやかで、聴き終えてみるとこれはこれでありだと思えた。

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