Philipsの鼻毛・耳毛カッター「NT9130」。

「月光仮面」の原作者、あるいは森進一の楽曲などでの作詞家としても有名であった、川内康範と言う人がおられた。2008年に逝去されている。
晩年、メディアに登場されると、何よりもまず耳毛がボーボーで、それに目が行って仕方がなかった。祖母はいたが祖父は私が生まれる前に亡くなっていたから、老年期の男性を間近に眺めることが滅多になかったとは言え、あのように耳毛を生やした人と言うのは衝撃的だった。

年をとると耳毛の成長を抑えているDNAが失われてしまうためだと言う説をネットで読んだ覚えがあるのだが、これは定かでないし、川内さんは1960年代にすでに耳毛を伸ばしていたと言うから、例外的な存在だったのかもしれない。
その後自分にもちょろちょろと耳毛が生えてきて、気がつくと抜くようにはしてきたが、最近、本数が増えてきた。もっとも耳毛そのものは子供でも薄く生えているわけで、生えてきたと言うのではなく、太く長くなってきたと言うべきなのだろう。

耳毛のみならず眉毛も伸びてくるし、鼻毛の処理もせねばならないので、それ用の道具を購入した。「鼻毛・耳毛カッター」と分類されているものだ。Panasonicなどの、筒にスリットがあって、そこに入った毛を切るタイプと、Philipsの剃刀のような形状のものとがあり、昔、手動の筒型のものを持っていて余り使い勝手がよくなかった覚えがあるので、Philipsを選んだ。幾つかバリエーションがある中から、収納用ポーチがついていることにつられ、揉み上げや口ひげも整えられるものにした。値段は一番安いものの約2倍だが、それでも2千円ちょっとだ。



内容としては、鼻毛・耳毛・眉毛用の先端部分と、眉毛の長さを整えるためのコーム2種、髭・揉み上げ用の先端部分と、長さを整えるためのコームが揃っている。
まず鼻毛と耳毛、刃を当てる角度や動かし方などまだ慣れていないので何度か繰り返してみたが、ネット上のレビューにあるように、肌が荒れるようなことは無い。ただ慣れは必要だと感じる。
コームを取り付けて眉毛の長さを揃えてみると、こちらは簡単だが、ねじれた様な向きの変わった毛には何度か刃を往復させねばならない。
先端を交換して髭の長さも揃えてみたが、これも簡単だ。しかし、カットされた髭が散るのでそちらの注意が必要。
と、ひと通りの機能を使ってみて、まずはなかなか便利なものだと感じる。価格を考えるとかなりパフォーマンスは良いのではないだろうか。

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