新春に松崎しげるの「愛のメモリー」を。

新年早々、なぜか、松崎しげるのことを思い出し、そういえば以前に、「愛のメモリー」を12種類のバージョンで収録したと言う驚くべきCDが発売されていたことも思い出し、Youtubeで検索するも様々なバージョンを聴き比べることはできず、しかも調べてみるとチェコフィルが演奏しているバージョンもあるそうで、とうとう我慢が聴かなくなり、タワレコに赴いて買い求めてしまった。


特筆すべきは2トラック目のボッサ・バージョンだろうか。2012年、62歳での録音だが衰えを全く感じさせないどころか、軽快かつしなやかで、見事に尽きる。
そしてチェコフィルの伴奏は、4トラック目。中高音弦はチェコフィルにしてはまろやかさが無いが、木管と低音弦は美しく、しげるのパワフルなヴォーカルと美しく絡み合って、雄大なスケール感を生み出す。
兎に角歌がうまいのはもちろんなのだが、あらためて聴くと、記憶の中の松崎しげるほどいつも力いっぱい歌っているわけではない。しかし、さらりと歌っていても確りと声量はあって、表情もある。12種類続けて聴くとトランス状態になりそうなので1曲ずつ、ゆっくり聴いているが、これはすごい。ネタとしてもすごいけど。

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