イヤホンと言うかヘッドセットの断線。

スマートフォンで音楽を聴くようになって、イヤホンにマイクとコントローラの着いたヘッドセットを使うようになった。アルティメットイヤーズのUE350VMと言う機種だ。
ボリュームと受話・切断/再生・停止用のボタンだけで、曲を飛ばしたり戻したりは出来ない。が、これはAndroid用としては普通の仕様で、この点でiPhoneの方が便利であることは否めない。
そこは我慢するとして、特に音の面などでも不満は無かったが、何度かバッグの金具に引っかかって意図せず引っ張ったりしてしまう内、とうとう右チャンネルの音が小さくなってしまった。プラグ側のケーブルの根元を揉んでやると直るのだが、これはもう、中で線が切れかけている証拠に他ならない。
こういうことがあるのでイヤホンにせよヘッドセットにせよ、余り高価なものを買う気にならないのだが、さて、次はどうするか。検索してみると、面白そうなものが出てきた。


ひとつは、専用アプリで 曲を飛ばしたり戻したりの操作もできるという、PHILIPSのシリーズ。しかし、前から気になっているものの店頭ではさっぱり見かけない。


オーソドックスなものでは、Victor唯一のAndroid対応機が作りが良さそうだ。オーソドックスと言っても、ユニットが耳の穴側にあったりして個性的だ。以前、同じような構造のイヤホンを使っていて、断線しやすいと評判で実際にあっという間に断線してしまったが、音は良かった。ケーブルの具合と音質次第では有力候補だ。


もうひとつ、なんと、パッシブ・ラジエータを内蔵したもの。パッシブ・ラジエータと言うのは、スピーカに用いられる機構で、信号を繋がないウーファーを取り付け、メインのユニットの背圧で動かして低音を増強するものだ。バスレフ式のポートの変わりに振動板を置いたもの、と言えばわかりやすいだろうか。実際に製品化されたものもあったし、30年ほど前、長岡鉄男さんの自作スピーカーのラインアップにもあったような気がする(自作しようにもパッシブ用のウーファーなんてものはユニットとして販売されていなかったので、普通のウーファーを利用していたような記憶がある)。
それを、小さなイヤホンの筐体の中に取り付けていると言う。BA型を中心に、最近の高級イヤホンではマルチウェイが当たり前になっているが、パッシブ・ラジエータ付と言うのは珍しいのではないか。写真ではかなり安っぽく見えるのが気になるが、こういう一ひねりある曲者にはかなり心惹かれる性質なので、ぜひ試聴してみたい。

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