ロジェストヴェンスキーのショスタコーヴィチ第11番、12番。

ロジェストヴェンスキーのショスタコーヴィチ、なんだかだんだんと意欲が落ちてきたのだが、それでも聴き続けねばならない。
意欲が落ちてきた理由は、録音があまり好ましく無い(1980年代以降のデジタル録音であって、旧ソ連時代のように音が悪いわけではなく、音響的なバランスが好みに合わないと言うことなのだろう)こともあるが、これから11番、12番、13番、14番と、あまり好みで無い曲が続くからでもあるだろう。12番はこの中ではまだ好ましいが、強いモチベーションになるほどではない。

11番は何となく聴いて何となく終わり、12番は流石にそれよりは面白く、勇壮な曲想と力強い音響の相性は良いと思う。太鼓はうまく捉えられていて、潰れもせず、よいアクセントとなっている。ただ、やはり弦に厚みが乏しく、金管の張り出しばかりが耳につき、力感はあるが重厚さには欠けると感じた。
なんとも評価の難しい全集だと、ますます悩ましい。

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