ロジェストヴェンスキーのショスタコーヴィチ、初期の作品など。

ロジェストヴェンスキーの16枚組ショスタコーヴィチBOX、まずは管弦楽作品から聴いている。交響曲全集、管弦楽作品集、それぞれ5千円前後で売 られていたものがひとつになって5千円ほどで買えるのだからそれだけでもお得だが、音質もよく、最初期の作品から収めた選曲もよく、これはもう買うしかな いセットだったと頷きながら聴いている。

Shostakovich: Orchestra Works, Complete Symphonies

特に音質に関しては、旧ソヴィエトの録音だから期待していなかったのだが、例外的に一部1960年代の古い録音はひどいものの、それ以外は予想を完全に裏切 られた。やや響きが仄暗い感はあるが、非常に鮮明。おかしな傷も無い。とはいえ、爆演系とされるロジェストヴェンスキーだから強奏部分はガツンと耳に痛いのでボリュームは上げすぎないよう注意が必要だ。
最初期のスケルツォ第1番、第2番あたりから始まって、オーケストラ伴奏付の歌曲、劇音楽など多彩と言うか雑多な並びだが、ショスタコーヴィチの凄まじい才能、抽斗の多さと懐の深さが存分に味わえる。

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