いつまでもつか、ジロフレックス33。

ジロフレックスというのはスイスのブランドで、オフィス用の椅子を作っている。日本では、1975年から東栄スチール工業と言う会社が製造していて、そこが「ジロフレックス・ジャパン」として活動してきた。
もう10年ほど経つだろうか、そのジロフレックスの「33」と言う椅子を、自分と妻とのPC作業用に買った。
33は比較的下位に位置する製品だと思うが、肘のあるなし、背の高さ、キャスターのあるなし、生地のバリエーションなど色々と選択肢があり、様々なニーズに応えられるようになっている。我が家では2脚とも、背が高め、クロス地で、肘付、ウレタン製のキャスター付のものにした。

最近になって、そのキャスターの、タイヤ部分と言うべきか、そこが、ひび割れて壊れてきた。修理は出来ないものかと、Webサイトを覗いたら、なんと、東栄スチール工業は今年の夏でジロフレックスの生産を終了してしまっていた。人件費とかそういう問題で中国生産になったりするのだろうか、という寂しさはさておき、メンテナンスは継続するようだが、パーツ取り寄せでキャスターの交換ができるのか、ちょっと調べてみることにした。

ジロフレックス、33、キャスター、交換。
こんな感じで検索すると、結構記事が出てくる。しかもその中にamazonのレビューがあり、サンワサプライあたりのパーツが流用できるらしい。
amazonで同様のパーツを探すと、いくつか出てくる。



ありがたいことに詳しいレビューを書かれた方がおられ、サンワサプライもロアスも金属軸の径は約11mmと変わらないが、長さはサンワが27mm、ロアスは22mmとのこと。33から取り外したキャスターの軸を見ると長さは21mm強ぐらいなので、ロアスの方を注文した。
届いて見ると、そもそも同じものではないのかと思えるほどそっくり。交換すると、これがちょうどぴったりだ。数年でまた交換しなければならないのだろうが、それまで椅子本体の方がもつかどうか。ともかく、細かな情報を提供してくれたamazonのレビュアーの方に感謝。