UE350VMを使ってみて。

カラヤンのマーラー4番、大地の歌など通勤で聴き、自宅ではPCに差し込みWMPで延々曲を流し続けてエイジングを施したり。しばらく使ってみた感想。

1)ボディ自体に左右の区別があるにはあるが無いに等しい。見えにくいところにLRの印字があるのと、L側に小さな突起。ただし、右のケーブルにマイクが付いているので左右はすぐに分かるから問題は無い。

2)ボディの銀色部分はプラスティック。薄く張り合わせ面の跡が残っている。黒い部分は少し柔らかい樹脂製で、ケーブルの付け根に柔軟性があるのでここでの断線はしにくそう。

3)イヤーチップはL,M,S,XS,XXSの5種類が付属し、しかも元々本体に1セット取り付けられているから、計6セット付いていることになる。元々付いているのは真ん中のサイズ、すなわちSだが、他のチップと比べると、Lがやや大きめに出来ている。XL,L,M,S,XSと表記したほうがしっくり来るように思える。

4)Lのチップを使用し、きっちりねじ込んでやると、しっかりと強い低音が味わえる。ただし、低音に覆われて中高音が目立たないと言う感じは無く、むしろ高域は少し五月蝿いかもしれない。
聴き比べて音はこの付属のLが良いのだが、径が太く高さ(奥行き?)が短めなので、耳への収まりが浅いような、やや不安定な感じ。装着感が最も良いオーディオテクニカのファインフィットLに替えてしばらく試してみよう。

5)ケーブルはやや太めで、皮膜はややもっちり感を備える。クセは取れにくそう。タッチノイズはあるが、それほどでもないと感じる。TH-EB900よりは小さい。また、ケーブルの分岐部分はしっかりと樹脂パーツで保護されていて安心感がある。

6)ケーブルをはさむシャツクリップが付いている。小ぶりだが役に立つ。分岐後の2本のケーブルをはめ込んで使っているが、これが正しい使用法かどうかはわからない。

7)プラグ部分は約90度曲げてあるため、一部の端末用のアダプタを繋ぐと、ケーブルがいびつな感じになるだろう。ここの樹脂も少し柔らかいので、ケーブルが引っ張られた時などわずかだろうがマージンがありそう。プラグは金メッキなのだろうか、銀色では無いが、金にしては色が薄く見える。定価5,980円だから、多分金メッキなのだろう。

8)プラスティック製のハードケースが付属する。内側はゴムの様な柔らかい樹脂が貼られており、妙なところに気配りとコストが注ぎ込まれている。

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