マーラーの4番、やっぱりライナーとシカゴ響、デラ・カーザが最高か。

ショルティとシカゴ響のマーラー第4番、良かったけれど期待以上ではなく、同じシカゴ響の前任者、フリッツ・ライナー時代の録音を聴き直してみた。1958年の録音だが、かなり良い音だ。廉価ボックスセットにも拘らず、リマスタリングも良いのだろう。SACD盤があるので買い直そうかと、偶に思うことがあるのだが、こうして聴くと、少なくともDAPで聴く分には必要は無いのかなと感じる。



ショルティ時代同様の金管の強さと、弦の正確さ。それをぐいぐい引っ張るライナーの統率ぶり。4番にしては大きく強過ぎると感じる人もいるだろうが、これがいい。さらに、リーザ・デラ・カーザの歌唱も、けして野太くならず美麗だが、力強く、オケに覆われる隙が無い。他の録音をそれほど多く聴いてはいないが、この歌唱の差も大きい。

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