中国本土のドラマ「新水滸伝」。

中国本土で2011年に制作された水滸伝ドラマ、108人の顔ぶれを紹介する動画があった。



以前にあった中国のドラマでは、と言ってもネット上でちょっとさわりを見ただけだが、花栄が「射雕英雄伝」の欧陽克や「天龍八部」の慕容復を演じていた修慶で、武松が「射雕英雄伝」の楊鉄心を演じていた丁海峰だった。それから魯智深が「笑傲江湖」の不戒和尚の人だったろうか。他は知らない役者ばかりだったが、今見れば何らかの武侠ドラマで見知った顔が見つかるかもしれない。

今度の作品では、林冲が「鹿鼎記」でトルンを演じていた人で、これはなかなか似合っている。楊志が「天龍八部」の虚竹、「神鵰侠侶」のクドゥ、「碧血剣」の崇禎帝を演じた高虎。これも意外だが面白い。燕青は「流星剣侠伝」に出ていたちょっと白人が混じってそうな人だ。それから恐らくだが、顧大嫂が「鹿鼎記」の洪夫人、孫二娘が同じく「鹿鼎記」の九難役の女優さんか。 後は知らない人ばかりで、中には元々のキャラクター自体に外見的な特徴が乏しく、適当に選んだ配役もあるだろうが、何せ主要登場人物が108人いるのでキャスティングはさぞ大変だったろうと思う。

この映像には映っていないが、李師師は安以軒のようだ。「雪山飛狐」の苗若蘭役では、脚本や設定のおかげであまりにも愚かしく苛々させてくれたが、「倚天屠龍記」の趙敏役は良かった。李師師よりは、もう少し能動的で活発な役柄の方が似合いそうだが、悪くは無い様に思う。

金庸作品は原作通りに作らないと原作者に怒られるからあまりおかしな改変は無いが、この水滸伝はどうだろう。何処か、BS局あたりで放映してくれないだろうか。

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