バーンスタインとNYPのマーラー第6番。

これも、妙なところの無い演奏で、至極普通というか。クーベリックの全集を聴くと、曲によりかなり個性的なものと、そうでないものがあるが、このバーンスタインの6番は後者に近い感じだ。
冒頭の歯切れの良いリズム感はショルティ/CSOやレヴィ/アトランタ響の録音を思い出させるし、第2楽章に置かれたスケルツォの冒頭なども急かされる様な緊迫感があってよい。が、アルマのテーマや第3楽章アンダンテは、チェコフィルの様なとろける優美さは無く、まあ普通ではないだろうか。大雑把にまとめると、快速系のオーソドックスな演奏、といったところ。

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