バーンスタインとNYPのマーラー第3番。

続けてソニーの全集から、マーラーの交響曲第3番を聴く。
重厚長大、100分におよぶ。他の作品は演奏によりCD1枚に収まるものも2枚にまたがるものもあるが、これだけは、確実に2枚組みとなる。そして、一時に100分聴き続けられる機会がそうそう無いし、あっても途中で疲れてしまう。そんなこんなで、あまり手に取る機会がなく、全集を箱で買ったときぐらいにしか聴かない。
冒頭、ホルンが鳴り響き、管弦打がダンダンと合いの手を入れるあたりからしてかっこよく、勇壮な趣から転換し弦が優美な旋律を奏でるところでその美しさに酔えたりはする。けして面白くないわけではない。だが、30分を超える第一楽章でもうお腹がいっぱいと言うか、余りに濃く、かつ長い。第2楽章や終楽章なんかも大変美しいのだけれど。
4番や2番にあった、強弱や緩急を極端に変化させ、やりすぎあるいは破綻かと感じるような場面は無かったが、やはり疲れる曲であると言う認識は変わらない。

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