ブルーノ・ワルターのマーラー作品集。

SONYの廉価ボックスセットのシリーズから、ブルーノワルター指揮のマーラー作品集が出るというので、予約しておいたのが届いた。当初の発売予定日が2週間ほど遅れると言う案内があったが、実際には一週間遅れほどで発売され、届いた。

もともと、1980年代、学生時代にワルター指揮のLPレコードでマーラーに入門したのだが、当時持っていたのは、1番、2番、大地の歌、残るひとつがうろ覚えだが9番だったか。白地にワルターのサインをあしらったジャケットがなかなか良かった。しかし、LPレコードを何度も裏返し、入れ替えるのが面倒なのと、こちらの理解力がまだまだだった所為か、聴くのはコロンビア響との1番ばかり、時々大地の歌も、と言う程度だった。
今回リリースされたのは、まさに当時持っていた一連の録音で、CDに移行してから、また、マーラーをよく聴くようになってから、未聴のものを優先して聴いて来たが、そろそろ食指が動くものが尽きつつあるタイミングで発売されたので、飛びついてしまった。結婚した時にアナログレコードはすべて売り払ってしまったから、以来約20年振りの再会だ。



収録されているのは以下の録音。

1番/1954年/NYP(MONO)
1番/1961年/コロンビア響
2番/1958年/NYP
4番/1945年/NYP(MONO)
5番/1947年/NYP(MONO)
9番/1961年/コロンビア響
大地の歌/1960年/NYP

これに「さすらう若人の歌」、「若き日の歌」が加えられている。1番の古い方と4番、5番はモノラルだ。5番はDocumentsレーベルのオムニバス全集に収められているのと同じだろう。これらは歴史的価値を聴くものだろうから、あまり気が乗らないが、ステレオ時代の録音だけでも価格以上の価値があるセットと言えるだろう。大地の歌と9番は、これまでに何度か単品で買いそうになっていたのを買わずに来たので、これでようやく精神的に落着ける。
さて、どういう順番で聴くか。先にモノラルと歌曲を済ませて、その後に2、1、大地、9番と言う順番で行こうか。

コメント

人気の投稿