シャーロック・ホームズもの、「バスカヴィル家の犬」など。

相変わらず、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読み続けている。
まず3冊読んで、刊行順に。



4番目に刊行された「シャーロック・ホームズの思い出」は、これで一旦シリーズ終了と言う短編集。末尾に収められた「最後の事件」で、ドイルはホームズとおさらばするつもりだったようだが、ファンがそれを許さず、「バスカヴィル家の犬」が世に出た。ただし、「バスカヴィル家の犬」は「最後の事件」よりも前の出来事として書かれているので、ホームズが"帰って来た"わけではない。
このことには何となく、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズで、一旦それでシリーズが終わってもおかしくなかった「八百万の死にざま」の次に、過去を回想した「聖なる酒場の挽歌」が刊行されたことを連想させられたが、ま、関係ないだろう。

それは兎も角、小学生の頃に読んだホームズもので一番良く覚えているのが、短編なら「まだらの紐」、長編ならこの「バスカヴィル家の犬」で、事件の核心が分かっている状態で読んでいるのだが、そこまでの描写にはすでに忘れてしまっている部分も非常に多く、思っていたよりも楽しく読み進めることが出来ている。

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