コンドラシンのショスタコーヴィチ全集から7番、10番、11番。

先日ふと8番を聴いたので、その流れでコンドラシンのショスタコーヴィチを聴いている。



日曜に梅田へ出かける用があって、行きの電車の中で7番を聴いた。月曜は出張でシェリーのラフマニノフを聴きつつ眠ったりしながら、それだけで自宅~新大阪~東京の往復は埋まらず、10番と11番を。
いずれも、旧ソ連の指揮者とオケから連想されるやかましさ、激しさはあまり無い。緩楽章など意外なほどに美しく、久々に聴くと驚かされる。特に今回聴いた3曲では、10番はもう少し音の良さがないと、真価が味わえないし、11番は曲そのものが格落ちであまり印象に残らないが、7番は秀逸だった。
とはいえ、8番のような明らかにマスターテープの異常と思われるノイズは無いものの、どの録音にも強奏部分の潰れ、歪は付き物で、弦は痩せており、金菅は時々耳に刺さる。旧ソヴィエトの録音なので致し方ないのだが、惜しい。ムラヴィンスキーのほとんどの録音のようにライヴで延々と咳が聴こえて来るのとどちらがましかと考えると、いや、どっちもどっちか。

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