「処刑人」と「ハイランダー」のブルーレイディスク。

職場の若い人(といっても30過ぎているが)に言わせるとブルーレイの時代は来ないまま終わるのではないかと言うことだが、安物でも一応ハイビジョン対応の液晶TVで見ると、DVDの画質はつらい。SACDが再生できると言うことでそれを主目的に買ったSONYのBDプレーヤーで、HDMIで繋ぎ、アップコンバートと言うのか、画質補正をした状態で見てもやはりよろしくない。一方でブルーレイディスクのパッケージソフトは安くなっているので、どうせなら、そっちを買うべきだろうと思う。
先日妻が泉南タワレコの"2枚で2,980円"セールで「インセプション」と「処刑人2」のBDを買い、それはあまり真面目に観なかったのだが、数日後にムービープラスチャンネルで放映された「処刑人」の一作目のほうを観たらかなりつぼにはまったので、「2」があるのに「1」がないのも気持ちが悪いしと、BDを注文した。



ふとしたことでロシアンマフィアを殺してしまったアイルランド系アメリカ人の二卵性双生児が、留置場で神の啓示を受けて悪を滅ぼす処刑人となると言う、アメリカ版必殺シリーズみたいな映画だ。アイルランドっぽい音楽とパンクっぽいサウンドと銃撃音と祈りの言葉とイタリア人の仲間がやたらと口にするF**Kが入り乱れ、硝煙と血しぶきが漂う。マンガっぽいお話で何処かチープさが抜けきらず、しかしそんなところも荒削りな魅力へと昇華されている。で、「1」を観てから「2」を観るとなお面白い。ただ、「1」にはウィレム・デフォーがたっぷり出演しており、やりすぎとも思える芝居で主役の二人を食いつつもうまくフォローしていると言うか、絶妙の存在感で作品を引き締めつつ笑わせてくれている。その分出来が良いと個人的には思う。
今は次の作品を作ろうとしているようで、Facebookページで「3を作るかTVシリーズを作るかそれとも両方か、どれがいいですか?」などというアンケートをとっていたので「3」を作って欲しいと言う答に一票投じておいた。
もう一本、一緒に買うと割り引きになると言うので「ハイランダー」を。



途方も無い年月にわたり殺し合いを繰り広げている一団がある。首を切り落とされない限り死なない。互いに殺し合い、最後に残ったひとりには究極の宝が得られる。という伝奇物語。
主演はクリストファー・ランバートだが、師匠役のショーン・コネリーが最高に恰好良く、また、全編にクイーンの曲が流れまくるのが素晴らしい。公開当時理由は覚えていないがロードショーを観に行った作品で、とはいえ単純な物語なのでパッケージソフトを持っておくほどでもないかなと思っていたのだが、改めて観ると買ってよかったと思う。
ちなみにどういうわけか律儀に続編「ハイランダー2」もロードショーを観に行ったが、これはもう、大失敗だった。無かったことにすべきだと思う。

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