マゼール聴きながら通勤。

毎朝夕、通勤の行き帰りに「ロリン・マゼールの芸術」を聴いている。
昨日は行きがストラヴィンスキーの「兵士の物語」、ナレーションの無い管弦楽だけのもので、それだけでは時間が余ったのでサン=サーンスの「パエトーン」「死の舞踏」を。帰りはサン=サーンスの交響曲第3番。「兵士」は1995年頃、バイエルン放送響との録音で、流麗でありながら骨太のアンサンブルが、どちらかと言えば軽妙な曲をダイナミックに響かせていて非常に良い。サン=サーンスは全て93年、ピッツバーグ響とのもの。こちらも鮮やかだが、交響曲だけオルガンが入るためか、録音の場所かセッティングが異なっているようで、やや籠もった感じを受けた。しかし、第二部後半(というか第4楽章と言うか)でオルガンとオケが絡みだしてからの、厚みと適度な分離と響きの良さで挽回している。
今朝はプロコフィエフの交響曲第一番と、「キージェ中尉」。どちらもフランス国立管との録音。チャイコフスキーの交響曲の余白に入っているので、オンラインショップでの曲目紹介から漏れているし、またこのボックスセットでは録音年などの詳細なクレジットをどこにも掲載していないのでよくわからないが、録音はこれまで聴いてきた曲よりちょっと曇った感じがあったり、打楽器の出方に物足りなさがある。しかし、このコンビの「惑星」のようにメリハリの効いた楽しい演奏ではある。
帰りはストラヴィンスキーの「ナイチンゲールの歌」、98年、ウィーンフィル。まあ、これは、ストラヴィンスキーだなと。


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