ヘレヴェッヘの大地の歌。

久々に大地の歌を補充。



シェーンベルクの未完の編曲をライナー・リームが完成させた、室内楽版。まず何より、通常版より個々の楽器の音色が鮮烈に飛び出してくるのが面白い。声と伴奏のバランスも良い。当然のことながらピアノ伴奏版よりもアンサンブルが豊かで聞き飽きない。と、あまり悪いところが見当たらない。アルトのブリギット・レンメルト、テノールのハンス・ペーター・ブロッホヴィッツ、声楽陣もともに、よろしい。
とはいえ、声楽付きの交響曲と言う感じではなくなっているのも確かで、本来のオーケストラ版に取って代わるものではない。

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