ショスタコーヴィチの協奏曲あれこれ。

ちょっと前に入手して交響曲だけ先に聞いていたアルバムから、協奏曲全6曲を立て続けに聴いていた。

交響曲第5・10・11番、協奏曲集 ベルグルンド、オイストラフ、モルク、他(5CD)【CD】-ショスタコーヴィチ|交響曲|クラシック|音楽|HMV ONLINE オンラインショッピング・情報サイト

ピアノコン1番は、クリスティーナ・オルティスのソロ。ベルグルンド指揮ボーンマス響の伴奏が堅実丁寧なものであることと相俟って、この曲にしては生真面目に、コンパクトにまとまってしまったような気がする。しかし、スピード感はあってだれることがなく悪くない。

ヴァイオリンコンは、コーガンが1番、オイストラフが2番を弾いたディスクをずっと聴いている。このセットでは、オイストラフによる1番が聴けるのだが、前半の冷徹で緊張感に満ちた曲想は、コーガンの方が徹底されているように感じた。

そしてチェロコン、これはいい。トルルス・モルクの録音は初めて聴いたが、リズム感に満ちてスピーディーでありながら軽くなり過ぎず、また浮つきもしない。数年来難病で演奏ができず、昨年あたりようやく復帰したそうだが、この人が演奏できないと言うのは非常に大きな損失であると思うので、完全復活を期待したい。指揮はヤンソンス、オケはロンドンフィル。

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