はじめてのSACD。

SACDという規格には乗れないまま過ぎてきて、ハードもソフトも買わずに来たのだが、ブルッフのスコットランド幻想曲を探していたら泉南のタワレコにグリュミオーによるものがあり、お買い得価格でもあったので買ってみた。SACDハイブリッドというやつで、CDプレーヤで読める。もちろん、PCのDVDマルチドライブでも読めて、WMAも問題なく作れた。



規格は新しいが録音は1970年代で、リマスタリングがポイント。ノイズがなく、澄んだ音になっているが、やはり最近の録音の鮮烈さとは趣を異にする。しかし、往年の名演を非常にクリアな音で聴けるのはよいことだ。千円未満という処分価格だったこともあって満足度は高い。
カップリングはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲で、長くズッカーマンのディスクのみ聴いてきて、初めて加えた異演となった。グリュミオーの方が繊細でリズミカル、これはこれで味わい深い。グリュミオーの録音で持っていたのはシューベルトの鱒ぐらいだが、あれもやはり軽快で切れがあり、通じるものがあるような気がする。タワレコのオンラインで同じシリーズのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の在庫があったので、注文しておいた。

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