翻訳ものあれこれ。


ウィンズロウ作品で文庫で出ているものは漏らさず買ってきたのだが、この作品だけ、買う前に借りて読んでしまった為、例外となって随分経ってしまっていた。で、改めて購入した。
ご都合主義的にスピーディな展開で進んで行く英雄譚。神話的な英雄譚のパロディみたいなものなのかもしれない。スピード感は「フランキー・マシーンの冬」に通じるものがある。ウィンズロウだから面白いのは当たり前だが、ちょっと軽くて腹いっぱいにはならない。


オカルトとミステリーを融合させた短編集の第二弾。奇想と言うか、超自然的な味付けが凝っていて面白い。ただしその分、「サム・ホーソーンの事件簿」シリーズのような小気味よさ、パズル的な謎解きの面白さは弱まっている気がする。

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