凶暴なハチャトゥリアン。

ロリス・チェクナヴォリアン指揮アルメニアフィルによるハチャトゥリアンの交響曲。第2番のディスクはずいぶん昔に買っていたのだが、1番、3番の方は特に理由は無いが入手せぬまま、恐らく10年以上経っている。
それが、梅田のワルティが営業休止とのことで、12月には全品半額となっていて、尤も既に棚はがらがらになっていたのだが、このディスクは残っていて、手に取ってしまった。梅田で買い物することは滅多に無く、故にワルティには数えるほどしか訪ねたことが無いのだが、ちょっと淋しい気分だ。

しかしまあ、2番ほどではないにしても、やはり爆演で、ちょっとした感傷など吹っ飛ぶ。ハチャトゥリアンの交響曲自体がそうである上に、チェクナヴォリアンがそうした"たち"なのだろう。金管と打楽器の炸裂は旧ソヴィエトの作曲家に共通する要素ではあるが、タコさんもプロコもこれほどではない。聴くには少し若さが必要かもしれない。

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