ふと振り返ってみた音楽の原体験。

「アタック拳の歌」
子供向けTVドラマ「アタック拳」の主題歌。アニメ、特撮等の主題歌を集めたLPレコードに収録されており、番組自体は見たことも無かったが愛聴していた。放映は1966年だったらしいが、聴いていたのは70年頃だったろうか。そのLPにはゲゲゲの鬼太郎(68年~)、アタックNo.1(69年~)などの主題歌も収められていた。

「キャプテンウルトラ」
やはり、同名TVドラマの主題歌。67年放映。シングルレコード、いわゆるドーナツ盤を持っていた。これも、70年頃に聴いていたはず。最近気がついたが、ショスタコーヴィチの交響曲第5番第4楽章の冒頭が、この曲のイントロとなんとなく似ている。このあたりの原体験が5番への愛情の由来なのだろうか。

「サイボーグ009の歌」
1968年放映のTVアニメ第一作。モノクロ。001から009へ、1から順にカウントアップしていくオープニングは今でも最高に格好良かったと思っている。これは前出のLPレコードに入っていた記憶がある。

「レッツゴー ライダーキック」
初代「仮面ライダー」の主題歌。持っていたドーナツ盤は、主役の藤岡弘(現在の藤岡弘、)歌唱によるものだったが、ごく初期だけのヴァージョンだったようだ。1971年放映開始。この年、ウルトラシリーズでは「帰ってきたウルトラマン」が始まっており、TV特撮番組に関しては個人的に豊作の年だったと言える。

「港町ブルース」
森進一歌唱。69年のミリオンセラー。意味も分からず歌っていた幼児期の愛唱歌。高校生になっても自転車通学で何も考えていないときなどに口ずさんでいた。

「17歳」
南沙織歌唱。1971年レコード大賞新人賞。
「さらば恋人」
堺正章歌唱。1971年レコード大賞大衆賞。
この2曲は歌い出しのコード進行が同様の構造となっていて、これらの曲への愛着が、後にやはり同じような組み立ての「All My Loving」や「No Reply」を切っ掛けとしてビートルズを愛好するに至る伏線となったようだ。他にも大賞受賞の尾崎紀世彦「また逢う日まで」など、この年のレコード大賞は名作揃いだった。

コメント

人気の投稿