鎌ベイアンプとハインリヒ・シフのチェロ。

鎌ベイアンプが届いて、マッケラス指揮のタコ5を鳴らしてみると、妻がいきなり「音が高いね」と。確かに中高域の張り出しが強く、低域はスピーカがそもそも低音が出ないにしても弱いようだ。ただ、リビングでそれほど大きい音は出さないから、小音量でもメリハリが効くだろうこの傾向は悪くない。また、後ろの音と言うか、内声部というか、前に出てこない音は混濁気味だろうか。
タコさんを聴き終えて、次はハインリヒ・シフとピアノのティル・フェルナーによるベートーヴェンのチェロソナタ集を聴く。

チェロの音と言うのは低いと言ってもそれほどではないし、小さい編成なので、アンプの良いところが出る。いい感じで弦の張り艶、渋み、泣き、曲の姿が丁寧に紡ぎだされていくようだ。ピアノとのバランスもよい。変奏曲も含めてベートーヴェンのチェロとピアノのための曲を網羅した2枚組、非常に充実している。

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