ピアノ版「大地の歌」。

非常に良い。録音のバランスとしてはもう少し声が大きくなっても良いとは思うが、聴き進む内に気にならなくなる。

この全6曲の連作歌曲付き交響曲(?)の中では、「青春について」と「春に酔えるもの」の2曲が非常に好きで、これらだけ抜き聴きすることも多いのだが、テノールのトマス・モゼールの歌唱もシプリアン・カツァリスのピアノもとても楽しく心地よい。他の曲のアルト、ブリギッテ・ファスベンダーも張りがありつつしなやかな声で良い。
しかし、長尺の終曲「告別」は、ピアノ伴奏だけだと少しつらい。本来のオケ版でも演奏によってはだらだら長すぎると感じるものが、ピアノだけだとなおさらだるく感じられてしまう。

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