アンチェルのマーラー1番。

チェコフィルはマーラーを良く取り上げるオケという印象があるが、アンチェル時代の録音として正規に残っているのは1番と9番だけらしい。
久々にタワレコを覗くと、普段店頭であまり見かけなかったスプラフォン・レーベルのディスクがたくさん並んでおり、アンチェルのゴールド・エディションシリーズも揃っていた。先日オンラインで買った9番はシリーズの第33弾、1番は第6弾で、探すとすぐに見つかり、入手した。



軽快、である。1楽章途中でホルンが三連発吹き鳴らされるところなど、普通はプルワー・プルワー・プルワーと来る所をプルワッ・プルワッ・プルワッとスタッカート気味に来たりする。全般に、テンポが速めなのだろうか、すいすいと進んでいくように感じる。もちろん終楽章の妙に悲壮感が漂う大げさなあたりはそれなりになるのだが、若いマーラーの若い曲を、若々しく構築したような印象で、爽快だった。
カップリングはリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。

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