ショルティのショスタコーヴィチをどうしようか。

ライブ録音のディスクが苦手だ。
途中の咳とか、環境ノイズは、気にはなるけれど、大抵の場合は我慢できないほどではない。何よりも、聴き終えた、と思ったら、自分ではない誰かの拍手がいきなり鳴り渡るのが嫌なのだ。余韻も何もあったものではない。ライブ録音でもいいけれど、拍手だけはカットしていただきたい。ズッカーマンのチャイコンは、他に替えがたいので我慢しているが、他のディスクの場合、セッションレコーディングで替わりになるものを探したくなるのが常だ。

故に、買うべきかどうか非常に迷っているのが、タワレコオリジナル復刻シリーズの、ショルティによるショスタコーヴィチの交響曲選集だ。7曲全て、ライブなのである。ショルティのショスタコーヴィチはこれまで聴いたことが無いし、これを逃すと将来聴く機会が無いかもしれないし、大好きな5番と9番、重要な作品と言える10番と15番が含まれている点は魅力的だ。なのに何故、全てライブなのか、と、困っている。

ショスタコーヴィチ: 交響曲集 - TOWER RECORDS ONLINE

1番:コンセルトヘボウ管
5番:ウィーンフィル
8番:シカゴ交響楽団
9番:ウィーンフィル
10番:シカゴ交響楽団
13番:シカゴ交響楽団
15番:シカゴ交響楽団

9番のウィーンフィルはいかにも流麗そうで聴いてみたいと思わせる。5番はむしろ手兵のシカゴ響と組んでの、ごつごつかつかっちりした演奏を聴いてみたかったが、まあいいだろう。そういう意味では10番、15番は期待大だ。特に10番は、ムラヴィンスキー&レニングラード、カラヤン&ベルリンフィルとの聴き比べが楽しめる。
月末にポイント3倍になる日があるので、きっと買ってしまうのだろう。

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