2010年のロードレース。

いつの間にやら、プロ・ロードレースのシーズンは、2月、オーストラリアのツアー・ダウンアンダーから始まるようになってしまった。
とはいっても、ヨーロッパを主戦場とする選手・チームにとっては本気のレースではないわけで、結局、ツールドフランス、ジロデイタリアのトライアル的なステージレースであるところの、パリ~ニースと、ティレーノ~アドリアティコから本格的なシーズンスタートとなる。
そこでまず目立ったのがコンタドールで、ランス一派が去ってエースの地位は確保できたもののアシストは若干弱体化したと見られる新生アスタナチームを率い、パリ~ニースで危なげなく総合優勝を飾ってしまった。ツールに向けて仕上げが早すぎるのではないかとも思えるが、調整ついででも勝ってしまったのかも知れず、ゴール時のピストルポーズはいただけないが、これはもう不世出の選手なのではないか、もろ手を挙げて礼賛するしかないのではないかと思えてきた。
一方のティレーノ~アドリアティコでは、ベテランのガルゼッリが総合優勝したものの特に今後を占える要素はなさそう。ディルーカがドーピングで出場停止になっている状況で、今年のジロは出てくる選手次第、有力候補の中で誰が勝ってもおかしくないように思える。

今週末はミラノ~サンレモ。ペタッキ復活は難しそう。

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