ケン・ブルーエンの「ロンドン・ブールヴァード」。

ハヤカワミステリ文庫の「酔いどれに悪人なし」で出会ったケン・ブルーウン、続編の「酔いどれ故郷に帰る」までは読んだが、その後刊行された文庫2冊は未読だった。その2冊の内の新しい方がこの本で、出版社は新潮社に、翻訳者もこれの前の作品から替わっており、その上作者の名前も「ブルーウン」から実際の発音に近いとのことで「ブルーエン」に改められていた。



やられた。まいった。
これは傑作だ。
明日は会社に寄らずに直接取引先を訪ねるので、いつもより電車に乗っている時間が長い。だから、本が必要になるはずだ。なのに、面白すぎて一気に読み終えてしまった。もう未読の本はないというのに。

このブログに読者はいないと思うが、もしたまたま覗いて、おっさんの言うことを聞いてみようという気になったなら、この本は絶対に読め。もしつまらないと感じたら、それはおっさんとお前さんの好みが違うだけのことだ。もし面白いと思ったら、お前さんは話のわかる野郎だ。

次に読むのはひとつ飛ばした作品、「アメリカンスキン」ということになる。

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