最近読んだ本。

レポメン (新潮文庫)
エリック・ガルシア
読了。おいおい、ええハナシやったんやないか、と。

夜明けのフロスト (光文社文庫)
R.D.ウイングフィールドほか(アンソロジー)
ずいぶん前に出ていたが何故か買い逃していた。クリスマスにちなんだ短編ミステリーを集めたアンソロジー。表題作はR.D.ウイングフィールドの"フロスト警部もの"で、作者が他界されているため、邦訳でフロストの臭そうで出鱈目で人情味あふれるいい加減な活躍を楽しめるのはこの本が最後なのだろうと思うとちょっと切ない。ホックの"レオポルド警部もの"なども収録。

サム・ホーソーンの事件簿VI (創元推理文庫)
エドワード・E.ホック
不可能犯罪を解き明かす短編シリーズの第6集であり最終巻。ホックの作品はエログロ毒がなく淡白だが短く軽快でパズルのような楽しさがある。通勤の供にうってつけ。

ニャ夢ウェイ (文春文庫)
松尾スズキ+河合克夫
なんというか、猫の「オロチ」と飼い主である松尾スズキとその元夫人との、なんというか、日々だ。

ちんぷんかん (新潮文庫)
畠中恵
「しゃばけ」シリーズの文庫版最新刊。これも通勤の供。

ああ。二十五年―開高健エッセイ選集 (光文社文庫)
開高健
開高先生の著作は人生の師であり、27年前、田舎の高校生だったころ講演会で来臨された開高先生の楽屋を探し当ててずうずうしくもサインを頂き握手をしていただいたときのこと、皮は厚いが柔らかかった先生の掌の感触など今でも思い出せる。この本はエッセイ選集とのことで、どうやら未読の様子だったので買ってみた。あれこれのメディアに掲載された評論やエッセイを年代順に並べたもので、故に統一的な縦糸も横糸もないのだが、数十年来の愛読書であるあの本やあの本やらの背景が垣間見えたりして面白い。

そのほか漫画では、
「弱虫ペダル」(渡辺航)
第8巻、第9巻が先月から2ヶ月連続で発売。インターハイが始まってちょっと展開の緩急が乱れつつある気もするが、古典的スポコンと現代的オタク気質とが相反するものではないことを見事に証明している快作であるからして、とにかくガンガン進んでいって欲しい。
あとは惰性もあるが「銀魂」「Bleach」「NARUTO」の最新刊。
そして家内が映画館でもらってきた「ONE PIECE」の第0巻がテーブルの上にあるが、尾田栄一郎の圧倒的な描き込みは、残念ながら老眼には辛い。

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