パクリについて。

久々に古いロックを聴いて、昔好きだった音楽について考えた。
10代前半で、すでに解散していたビートルズを好むにいたり、その延長で60年代イギリスのバンドや、彼らに影響を与えたアメリカの黒人音楽、ロックンロールなどを聴き、常に一世代前あたりの音楽を好んできたが、並行して同時代に存在したバンド、例えばクイーンとか、エアロスミスとかも聴いてはいた。近年ではRHCPぐらいだが、新譜が出たら買うバンドも無くはない。
で、かつて同時代の音楽でこれは良かったなというのは何かあったっけと考えてみると、ボストン、プリテンダーズ、ダイアー・ストレイツなども良かったが、中でもスタイル・カウンシルはなかなかのものだったな、と思い出した。
すると、スタイル・カウンシルを「それはないだろ」と失笑しつつ突っ込みたくなるくらいにパクっていた佐野某のことが思い出され、さらに「パクリ」と言うキーワードから、ジョージ・ハリスンのことを思い出した。

ビートルズ解散後、ソロで名曲を生むが、その曲はパクリだと裁判になり、負けてしまったジョージ。パクられたとされるのは、シフォンズの「He's So Fine」。
だが、あるとき仕事でごくごく小さなクリスマスのゴスペルライブをプロデュースして、現場に立ち会ったとき、ある歌を聴いて、「全部元ネタはこの曲じゃないか!」と気がついた。
あわせて「ビーチ・ボーイズのあの曲も一緒じゃないか」とも。
そして後に、ジョージもその曲からインスパイアされたと裁判で主張していたと知った。

ジョージ・ハリスン「マイ・スィート・ロード」
シフォンズ「ヒーズ・ソー・ファイン」
ビーチボーイズ「ダーリン」
ゴスペル「オー・ハッピー・デイ」

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