古典派の交響曲というものは。

ショルティ指揮、ハイドンのザロモンセット、一通り聴いてみて思ったのは、

・この時代の交響曲は、楽章ごとのメリハリやら転換がまだおとなしいのだろうか。
・概してあだ名がついている作品の方が出来が良い。
・ショルティの指揮は非常に丁寧で、寧ろ穏当とも言うべき。
・やはり、交響曲という芸術はベートーヴェンで大きく開花したと言えるのではないか?

といったところ。
「軍隊」とか、面白いものもあるけれど、聴く側がマーラーやショスタコーヴィチに毒されすぎているのかもしれないが、全般的には一本調子と言うか、弦がずーっと同じ調子で鳴っていて、気がつくと眠っていた、という感じ。これが時代性なのか、作曲家の個性なのか、モーツァルトあたりもちゃんと聴いて確かめてみたい気になってくる。危険だ。

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