最近読んだ本、漫画を除く。

水滸伝―虚構のなかの史実 (中公文庫)
宮崎市定
長く新書版が見つからずにいたが、やっと文庫版を発見。無理やりな考察もあるが愛情あふれる論考。

中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書)
高島俊男
かつて削られていた毛沢東に関する部分を収めた完全版。国の対中国姿勢が変化したのか、毛沢東が過去の遺物になったのか。しかし、民主党政権となり、毛沢東の孫だかなんだかが表舞台に現れる現在では、再び削除されたりして。

周公旦 (文春文庫)
酒見賢一
まずまずだが、歴史の解読と物語との混交のバランスに関しては、あと少し、「墨攻」ぐらいの物語性が欲しい気はする。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
サイモン・シン
面白い。数式に抵抗が無ければ是非にも読むべき。


三沢光晴
没後の寄稿など加えた文庫版。少し泣いた。他に死んでもいい人がいる中で、なぜ彼が逝ったのか。キリスト教的に、神に召されたと考えれば、少しは癒されるのだろうか。

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