イギリス音楽を聴く~ティペット。

今度はティペット。時代的には、完全に現代音楽というべきか。しかし、クラシック音楽として聴いて、違和感はない。

ティペット ビザンティウム/交響曲第4番/
 組曲ニ長調「チャールズ皇太子の誕生日のための」
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
オケ:シカゴ響楽団
品番:DECCA UCCD-3755



ユニヴァーサル・ジャパンによる、ショルティの芸術シリーズの1枚。
どの曲も、いかにも現代音楽というとっつきにくさはあまり無い。本来はウインドマシーンを使うところ、効果が薄いので人間がマイクに息を吹きかけたという交響曲は、そういったケレンの部分を意識せずとも、十分に聴き応えのある作品と言えるだろう。
特筆すべきは、イギリス音楽らしい素朴さや叙情をちりばめられた組曲ニ長調のすばらしい出来。ダイアナ妃のこととか考えるとチャールズ皇太子には勿体無いというかなんというか。

コメント

人気の投稿