超廉価なブルックナーの交響曲全集。

ブルックナーははっきり言って苦手で、ムーティ指揮の4番とジュリーニ指揮の7番を持っているが、ほとんど聴かない。そういえば自分にとってこういう大作曲家は他にもいて、ベートーベンならワルター指揮コロンビア響の全集があるが滅多に聴く気にならないし、シェリングやポリーニによる協奏曲もお蔵入り、あるいはアーノンクール指揮のブラームス交響曲全集もまず取り出すことがない。ブラームスではバーンスタイン指揮の協奏曲全集もあるがこれも同様だ。ドイツの偉大な3B、バッハ、ベートーベン、ブラームス、これがオーストリアではブラームスの代わりにブルックナーを入れるそうで、どうせなら併せて4Bにしてしまえばよいのだが、とにかくこの4人のうち、バッハ以外はあまり聴かないというか意を決して聴こうとしてもすぐどうでもよくなるというか飽きるというか、苦手なのだ。
もっとも、指揮者が、録音が、という原因も考えられるわけで、他のディスクを聴いてみれば印象が変わるのかもしれないが、それでもあかんかったらどないしよ、と思うと手が出ない。

それなのに、ブルックナーの全集を買ったのは、他のBに比べて圧倒的にこちらの経験値が低いので、4、7番以外の未聴の中に面白いものがあるやも知れないのと、なかなか評判の良い全集が驚くべき価格で売られていたから。HMVとタワーのオンライン、実店舗双方で売れまくっているようだ。

パーテルノストロのブル全@HMV

指揮はロベルト・パーテルノストロ、演奏はヴュルテンベルク・フィルハーモニー。どちらも初耳というか初見というか。内容は0~9番の交響曲とテ・デウムの11曲11枚組みであるから、聴くにはかなりの時間を要する。まずは当面の通勤の友としよう。しかし、もうそろそろノイマン&チェコフィルのマーラー全集も届きそうだというのに、これでは時間がいくらあっても足りない。

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