ロンドン郊外の思い出。
タワーの「さよならBMGセール」で見つけた、ホルストの管絃楽曲集。曲が初めてな上、オケも指揮者も初めて見聞きする名前だったが、後で調べると、映画音楽なども手がけているほか、思った以上にしっかりと活動しているようで、一安心。
聴いてみると、民謡を取り入れたりしながら、こじんまりとまとめられた佳作群、という印象。惑星とは全く異なる作風だが、ホルスト自身は本来の作風と異なる惑星ばかりが評価されることに忸怩たる思いがあったらしく、となると、こちらが彼の本領か。部屋で流していると気に入ったらしく家内がかなり興味を示してきた。
録音については、悪くないが、スタジオだかホールだか、録音場所がかなりデッドな様子で、とにかく残響が乏しく、高音に艶が乗らない。
しかし、牧歌的というか、弦を中心とした鄙びた曲には、この残響の無さがちょうどよい。少しくすんだイギリスの田園風景をよりいっそう鮮明に想起させてくれるのだ。
15年前、早春のロンドン旅行、リバプールに向かう車窓に映った曇り空の下の丘陵、羊、牛の姿とか、車内で飲んだペール・エールのうまさとか。
思い出と絡めての評価になるが、この盤は大当たりだった。
ホルスト 管弦楽曲集
セントポール組曲、抒情的断章、ブルックグリーン組曲、フーガ風協奏曲
7つのスコットランドのエア、6つのモリスダンス曲、冬のさなかに
指揮:ロス・ポプル
オケ:ロンドンフェスティバル管弦楽団
ソロ:マルコム・メシター(Ob.)、エドワード・ベケット(Fl.)、
レイチェル・ボルト(Va.)、マイケル・フェイハン(Pf.)
品番:Arte Nova 74321340222
Holst: Orchestral Music
聴いてみると、民謡を取り入れたりしながら、こじんまりとまとめられた佳作群、という印象。惑星とは全く異なる作風だが、ホルスト自身は本来の作風と異なる惑星ばかりが評価されることに忸怩たる思いがあったらしく、となると、こちらが彼の本領か。部屋で流していると気に入ったらしく家内がかなり興味を示してきた。
録音については、悪くないが、スタジオだかホールだか、録音場所がかなりデッドな様子で、とにかく残響が乏しく、高音に艶が乗らない。
しかし、牧歌的というか、弦を中心とした鄙びた曲には、この残響の無さがちょうどよい。少しくすんだイギリスの田園風景をよりいっそう鮮明に想起させてくれるのだ。
15年前、早春のロンドン旅行、リバプールに向かう車窓に映った曇り空の下の丘陵、羊、牛の姿とか、車内で飲んだペール・エールのうまさとか。
思い出と絡めての評価になるが、この盤は大当たりだった。
ホルスト 管弦楽曲集
セントポール組曲、抒情的断章、ブルックグリーン組曲、フーガ風協奏曲
7つのスコットランドのエア、6つのモリスダンス曲、冬のさなかに
指揮:ロス・ポプル
オケ:ロンドンフェスティバル管弦楽団
ソロ:マルコム・メシター(Ob.)、エドワード・ベケット(Fl.)、
レイチェル・ボルト(Va.)、マイケル・フェイハン(Pf.)
品番:Arte Nova 74321340222
Holst: Orchestral Music
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