ヤナーチェクその後。

現在我が家では、買ったCDはまずSHARP製1bitオーディオコンポSD-CX8で聴く。スピーカを良いものに替えればそれなりの音になると言われている安いものだが、面倒なので純正のスピーカのまま使っている。もっとも、集合住宅のリビングルームであるから、音量も大して上げられず、そもそも音にこだわれる環境ではない。

そして、気に入った音源は、MP3なりWMAに変換し、東芝製のシリコンオーディオプレーヤ、GIGABEAT MET401Sに移し、通勤の友にする。ドアtoドアで約1時間。乗り換え時間も入れて電車に乗っているのが40分ほど。シューマンの1番など、短めの交響曲1曲を聴くにちょうどよい。長大なマーラーの場合は、何番のどの楽章、と決めて聴くことになる。圧縮で音質は劣化しているが、カナル型イヤホンで聞く分、定位感や、ノイズ、録音の傷は克明にわかる。

購入以来、ノイマン指揮、南西ドイツ放送響のヤナーチェクを繰り返し聴いている。シンフォニエッタは、25分と少し短い。「利口な女狐の物語」組曲も、2部構成で計20分弱と短いが、メリハリのある曲で充実感が高い。録音も、弦の切れ味、管の艶ともに優れ、ダイナミックレンジ、S/N比ともに良い。前者は第一楽章のファンファーレに代表される、金管とティンパニの力感が圧倒的で、後者は第一部の中盤あたり、フルートとヴァイオリンのかけあいにおける透明感が際立つ。

コメント

人気の投稿